| <解説>
この小さな山は、まるで子供が砂場で作ったお山のような形をしています。この山は、スコリアと呼ばれる軽石を黒くしたような多孔質の火山れきが噴火によって火口付近に積もってできたもので、スコリア丘といいます。しかもこの火山は1回だけの噴火で終わってしまったもので、このような火山を単成火山と呼びます。これに対して、何回も噴火をしている火山を複成火山と呼びます。写真の山は阿蘇のカルデラ内にある米塚という、比高80mの山です。これができた年代は資料によってだいぶ異なりますが、2700年前より新しいもののようで、それ以後侵食や風化などの影響をあまり受けずに来たためきれいな形が保たれています。このようなものは他に伊豆半島の大室山が有名です。
この写真は草千里の駐車場から望遠レンズで撮影したもので、ここから撮ると火口の部分がよくわかります。米塚の横に道路があり、駐車スペースもありますが、全体の様子を見るにはここからのほうがよいでしょう。 <交通>JR豊肥本線阿蘇駅九州産交バス阿蘇山西駅行きで草千里阿蘇火山博物館前下車、 (1)日本火山学会(1984):空中写真による日本の火山地形 東京大学出版会 p.96
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