| <解説>
中央構造線は日本の中央部から西部を横切る大断層ですが、その断面を見られる場所はそれほど多くなく、見られる場所も小規模なところが多いものです。しかし、写真の場所は高さ80m、幅50mとたいへん大規模に断層の様子が見られるところであるため、2002年に国の天然記念物に指定されました。この露頭は昔から知られていたのではなく、平成7年度の三重県治山事業による土砂の除去作業のときに出現したものだそうです。写真の左側の白っぽい地層がマイロナイトという圧砕岩で、右側の黒っぽい地層が黒色片岩です。露頭の上部は境目がはっきりしていますが、下側は崩れた岩石で一部覆われていてはっきりしませんが、断層は右上から左下にすっぱりと通っています。 (1)全国地質調査業協会連合会、地質情報整備・活用機構(2007):日本列島ジオサイト |