| <解説>
傾斜とは、地層が傾いている角度のことです。通常、砂や泥などが海で堆積するときは水平に堆積するので、そのままであれば傾斜は0ですが、これに何らかの力が加わると地層が傾いて傾斜が0でなくなることがあります。そのため、傾斜は地層の研究をするときには最も基本的で重要なデータの一つになり、地層の方向を示す走向と一緒に測定され、地質図上に記入されます。上の写真では、右側から左側に進むにつれて傾斜の角度がだんだん大きくなっていくのがわかると思います。この地層は三崎層と呼ばれる火山の噴出物が堆積したもので、噴出した粒子の違いが色や粒子の大きさなどで簡単に区別がつくため、傾斜の変化が遠くからでもよくわかります。 (1)奥村清 編著(2003):新版 神奈川県地学のガイド コロナ社 p.102−104 |