| <解説>
川の上流では傾きが大きいために比較的直線状に流れることが多いのですが、中流から下流にかけては傾きが小さくなるため、流路に対して左側と右側で傾きが異なったり、堆積物の量が違っていたりすると、川が曲がって流れるようになり、それが時間とともに激しく起こるようになります。そうすると、流路が蛇がはったようなS字型に曲がった形になってきます。このような川の流れ方を蛇行あるいは曲流といいます。通常は平野部で蛇行が起きることが多いのですが、写真の大井川の場合は中流の山地部で蛇行が起きています。これは、大井川が流れている赤石山地の隆起が激しく、川の流路が地質構造によって影響されているためで、このようなものを穿入蛇行またははめ込み蛇行といい、通常の平野にできる自由蛇行と区別しています。 (1)桑原 啓三ほか(2001):空の旅の自然学 古今書院 p.100 |