| <解説>
アイスランドは日本と同様に火山や温泉が多く存在します。これはハワイと同様にホットスポットと呼ばれるマグマの供給源があり、そこからマグマが上昇するためです。写真のゲイシールという場所は4-14で示したシンクヴェトリルと同じ地域にあり、ゴールデンサークルと呼ばれて一大観光地になっています。ゲイシールという言葉は、アイスランド語で「吹き出す」という意味だそうで、英語などの間欠泉を表すガイザー(geyser)の語源になっています。
ゲイシールの間欠泉は昔は60mもの高さに吹き上がる大ゲイシール間欠泉があったそうですが、現在は活動をほとんどやめており、写真にあるストロックル間欠泉が最も激しく活動しています。ストロックル間欠泉は高さは10mほどですが、吹き上げる間隔が5から10分程度なので、短時間で何回も噴出を見ることができます。しかも、湧き出し口の液面がはっきりと見えるため、噴出する前や噴出した後の液面の変化がよくわかります。何回か見ていると噴出する前に少しずつ液面が盛り上がってきて泡が出てくるのがわかり、その後液面が凸レンズのように膨らんで一気に吹き上がります。吹き上がり後はいったん液面が下がり、再び元の状態に戻ります。このあたりの変化は動画を見ていただけるとよくわかると思います。
<地図>ここをクリックしてください。
<交通>
日本からのアイスランド観光ツアーにはこの場所が入っていることがほとんどで、入っていなければ、
首都のレイキャヴィークからの1日バスツアーを利用するのがよさそうです。
<駐車スペース> 大きな駐車場あり
<参考文献>
(1)古儀君男(2013):地球ウォッチング 地球の成り立ち 見て歩き 新日本出版社
p.12-19
(2)大山正雄(2011):東京地学協会第14回海外巡検報告「アイスランド地理巡検」 地学雑誌
120巻6号 p.1013-1025(インターネットで入手可能)
(3)Ari Trausti Guðmundsson(2007):"Living Earth Outline of the geology
of Iceland"
Mál og menning p.329ー359
この本はアイスランドの地質全般を扱った本で、408ページから成り、カラーの写真や図も豊富
です。
購入は空港の書店や国立公園のネイチャーセンターなどでできます。価格は5200円程度です。
(4)坂田文保(2009):北大西洋諸国ガイドブック アイスランド/グリーンランド/フェロー諸島
(株)ヴァイキング p.70-79
この本は日本語で書かれた数少ないアイスランド観光のガイドブックですが、書店では購入でず、
ウェブページを通しての購入となります。
(5)アイスランド観光文化研究所(2014):トラベル・ガイドブック アイスランド
フィンコーポレーション p.16-17、22-23
この本も日本語で読める数少ないアイスランド旅行のガイドブックで、購入はウェブサイトから
のみとなります。
(6)Rafn Hafnfjörð, Ari Trausti Guðmundsson(2012):"Focus on Iceland
Top travel guide on
600 places to visit" Salka p.161
この本はアイスランドのガイドブックで、192ページから成り、とてもきれいなカラーの写真が
豊富です。
購入は空港の書店や国立公園のネイチャーセンターなどでできます。価格は2000円程度です。
<撮影日> 2014年10月24日
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