
| <解説>
寒冷地に雪が降ってもそれが夏でも溶けずに万年雪になると、雪どうしが押しつぶされて氷となってしまいます。それが長年にわたって積もるとかなりの質量になり、山の斜面ではその質量で少しずつ氷が下側に流れ出していきます。これが氷河です。氷河の流れる速度は1日で0.1から40m程度で、氷河の中心付近ほど速く流れます。現在の日本には氷河はありませんが、氷河時代には存在していたことが氷河によってつけられた岩石の傷や、氷河で押し流された岩石の堆積物(モレーン)などの存在からわかります。写真の氷河は、ユングフラウから流れ出し、27kmも続くヨーロッパ最大の氷河で、ユングフラウヨッホにあるスフィンクス展望台からこのような景色が見られます。
<地図>ここをクリックしてください。 (1)小野有五(1997):アルプス・花と氷河の散歩道 東京書籍 p.64−87 |